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『みちしたの音楽』

『みちしたの音楽』はみちした かつみの音楽です

トランペット、フリューゲルホルンプレイヤー、大阪を拠点に活動中『みちしたの音楽』こと、みちした かつみです。ライブスケジュール、作品紹介、活動報告など書き綴りたいと思いますm(_ _)m

テーマ: コツつかむコツ

スパイス飯店と私

今日、阪急百貨店にスパイス飯店のカレーを食べに行いました。

スパイス飯店は以前中津にあったカレー屋さん。店主の玉ちゃんはジャズドラマーとしても何度も共演させてもらいました。

当時僕は、梅田の阪急百貨店前とかで毎夜毎夜ストリートに明け暮れておりました。ストリートの集合時間が18:30頃。昼過ぎに起きて当時住んでいた四ツ橋から中津へ。スパイス飯店で昼飯のタイカレー食べて、コーヒーやらビールやら飲んで時間潰して夜になったらストリートの集合場所行って演奏したおして、その日のあがりを持ってドンショップに行ったら玉ちゃんが1人ご飯食べててそこで朝方までセッションして、始発帰り。起きたらまた中津行ってタイカレー食べて……を繰り返す日々。

玉ちゃんが入院して店が閉店になって。一度病院に見舞いに行った時何も知らずに花持っていったら耳元で「お見舞いに花はあかんのよ」と、優しく教えてくれました。

スパイス飯店と玉ちゃんの思い出で今でも覚えてる話。

その時、客は僕だけでいつものようにタイカレー食べてたら1人の中年男性が入ってきて。この人がやたらとうんちく垂れる人で、日頃優しい玉ちゃんも話聞くのが少ししんどかったみたいで。で、お勘定の時になって「いくら?」「680円です」「」680円払って客が出でいった後「玉ちゃん、カレー650円やんな?」「うん。でもちょっとムッときたんで言っちゃたけどバレたらどうしようってドキドキでした」

実に愉快な人でした。

今、玉ちゃんの味を再現しようと集まった人達が阪急百貨店の「カレーとカレーのためのうつわ展」というイベントでスパイス飯店のタイカレーを復活。久しぶりの味でした。美味しかった。けど思ったのは、あの時の、玉ちゃんと話したりレコード聴いたりしてウダウダしてたのも含めて全てがスパイス飯店やったんやなぁ、と思ったら、寂しいなぁ、やっぱり。

 

でも、カレーでよかった。汗と一緒に涙もふけたので。

on 2018/08/30

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Profile

ニックネーム: 『みちしたの音楽』

みちしたかつみ(trumpet)
1989〜1993年、アメリカ、バークリー音楽院においてトランペット、作曲理論等を学ぶ。
帰国後自己のバンドの他、関西若手ジャズミュージシャン達とともにストリートミュージシャンとしても活動。
2001年アルバム『みちしたの音楽』を発表。その後、年に一枚のペースでリーダーアルバムを制作。04年にリリースした=Close to you - 『みちしたの音楽』よりバートバカラックへ feat.の麻子=はiTunesダウンロードランキング・ジャズ部門で長期に渡りチャートの上位にランクインする。おおはた雄一、カセットコンロスflex life等のアルバムのサポート、首里フジコのツアーサポート等、ライブ、スタジオワークとその活動は多岐に渡る。2012年にはアルバム『歩き出す』をリリース。
2019年3月15日ニューアルバム「まっすぐな道」が枚方TーSITEオンラインショップにて独占発売。
ジャズのみならず多彩なジャンルに渡っての音楽活動を続けている。
2019年現在
『みちしたの音楽』
Ryokan da familiar
bananatea
ma-ma trio
docoikoka w/関根綾(Piano)篠崎雅史(Sax)みちした かつみ(Trumpet&Flugelhorn)
ボンテージズw/稲屋浩(T Sax)みちした かつみ(Trumpet&Flugelhorn)高井ひろみ(Piano)石井孝宏(Bass)平山サンペイ恵勇(Drums)
寺人TheBand
等、ジャズのみならず多彩なジャンルに渡っての音楽活動を続けている。

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